訪問歯科診療とは、通院困難な方のお宅等で歯科診療を受けて頂きます。

通院困難な方に多い訴えは、食べれなくて困っている、歯が痛いというものです。

食べれなくなった原因は、入れ歯が痛かったり、壊れてしまったり、歯が抜けてしまったりです。

訪問歯科診療では、通院困難な方の訴えを聞き、虫歯や歯周病などの治療や、入れ歯の作成・修理、口腔ケアなどに対応しています。

また誤嚥性肺炎の予防や、食べる楽しみの回復など、口腔機能のリハビリテーションも行います。

治療の方法は、利用者の体力に合わせて無理のないように進めていきます。

口の中に雑菌が繁殖しがちで高齢者が誤嚥（唾液や食べ物を飲み込むときに、誤って気管に入ってしまうこと） した場合、口内の雑菌が肺に入って肺炎になる危険性が増します。

誤嚥性肺炎は多くの高齢者が命を落とす危険性もあり認知症の関わりも指摘されています。

咀嚼機能が衰えることで認知症機能も低下する恐れがあります。

訪問歯科診療の主な対象は、病気やケガの為に通院での治療が難しく、在宅などで療養している人で要介護認定を受けている高齢者の方が多くいます。

受診できるのは、原則として、自宅から半径１６キロ以内にある訪問診療を行っている歯科医院です。

歯科訪問診療を受ける流れ

歯科訪問診療の受け方は複雑なものではありません。

１.　診療の申し込み　　

歯科医院に電話で診療の申し込みをします。

患者本人でなくても、家族や介護者からでも可能です。

2.　訪問日時の決定

歯科医院と相談の上、初回の訪問日時を決めます。

3.　カウンセリング

自宅にて歯の状態を診療して、歯の疾患や困りごとなどを歯科医と共有し、今後の訪問診療を決めます。

４.　治療　　　　　　　

患者様の自宅または施設にて治療を行います。

治療に必要な器具などは、歯科医院側が持ち込みます。

５　定期メンテナンス　

治療が終了した後も、歯の状態によって、口腔内を清潔に健康に保てるように定期的なメンテナンスを行います。

川上歯科あべの診療所では訪問歯科診療を行っております。

川上歯科あべの診療所に通って頂いていた患者様も、1度も受診されたことがない方でも、歯科治療が必要で通院が困難な方は一度ご連絡を下さい。

早期発見、早期治療へ

笑顔で過ごせる毎日を～