薬による口腔内への影響｜天王寺の歯医者なら川上歯科あべの診療所

2020/09/07

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薬による口腔内への影響

薬の副作用として、口腔粘膜にもさまざまな症状が現れます。

①口腔粘膜炎「抗がん薬による多発性口腔粘膜炎」

アファチニブは分子標的薬であり、従来の抗がん薬に比べ比較的副作用が少ないですが、口腔粘膜炎はよくみられます。

増殖の盛んながん細胞を殺すことがアファチニブの薬理作用ですが、まさにその作用そのものにより、増殖の盛んな上皮の基底細胞の障害が起こってしまっているのです。

②抗てんかん薬による歯肉増殖症「薬剤性歯肉増殖症」

フェニトイン・カルバマゼピン・バルプロ酸はいずれも抗てんかん薬で、フェニトインは服用者の５０％が歯肉増殖症を起こすとの報告もあり、歯科臨床上とても重要な薬です。

また、いずれの薬も催奇形性を起こす可能性が高く、妊婦には禁忌または有益性が上回る場合にのみ投与するとされています。

③口腔カンジダ症

カビの一種であるカンジダは口腔内に元々いる常在菌で、通常、健康障害は引き起こしませんが、常在菌のバランスが崩れカンジダが増殖すると口腔カンジダ症を発症します。

身体の抵抗力・免疫力が低下したときに起きやすくなり、これは日和見感染といいます。

気になる症状があれば、気軽にスタッフに相談してください。

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