よく歯科医院に行くと、歯周病の検査（歯周ポケットなどを測る検査）をされると思います。

「この前もしたのになんで何回もする必要あるの？？？」

「検査よりも歯の治療をしてほしい」

と、よく患者様からおっしゃられる事もあります。

精密検査はどうしてそんなに大切なのでしょうか？

痛みので出る原因の多くは、虫歯や歯周病、そして噛み合わせの問題などが重なっています。

本人では気が付かないものが多く、治療した後どれだけ長持ちするかに関わってきます。

ですので、事前に情報を得ておく事は、治療の計画やメンテナンスにとても役に立ちます。

治療を始めるのに、正確な情報を知らないで始めるのは、行き当たりばったりの治療をすることになってしまいます。

それは、患者様にもとても迷惑がかかります。

悪いところを見つけるだけではなくて、正常であることも証明しなければなりません。

ただ、「虫歯です」「異常ないです」とは言えません。

検査をすることで、歯周病や虫歯の進行度がわかり、患者様への説明がより詳しくなり、理解度も増します。

これが口の中をチェックする理由です。

虫歯治療はあくまでも『修理』です。また再治療することもあります。

でも、長持ちしてほしいしですし、新しい虫歯を作りたくありません。

歯周病で歯を失いたくもないですよね。

虫歯も歯周病もどちらも予防できます。

なぜ、悪くなったのか？どうしたら予防できるかを知ることは、歯を長持ちさせるためにとても重要になります。

慎重に、精密に歯の治療を行うには精密検査はとても大切なことなのです。