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2019/08/26
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酸蝕歯(さんしょくし)とは

こんにちは。

みなさん「酸蝕歯(さんしょくし)」って、聞いたことはありますか?


酸蝕歯(さんしょくし)とは、普段口にしている酸の食べ物や飲み物によって、歯が溶けてしまった歯のことを言うんです。


何気なく自分の歯を鏡で見たとき、歯の先端の裏側に舌を当てたら「透けて見えた」ということありませんか?

歯が透明になっていく…実は、歯が溶け始めているサインなんです。



~歯が透明になる原因~

歯の表面はエナメル質とよばれる組織で覆われています。

人の体では最も硬い組織でそう簡単にはすり減りません。

ところが食生活の変化などで、エナメル質が溶けて酸蝕歯(さんしょくし)に悩む方が目立つようになっています。

 

飲食物に含まれる酸が、脱灰をおこし再石灰化のサイクルのバランスが崩れミネラル分が溶け出した状態が続くのが酸蝕歯(さんしょくし)のしくみです。

飲食物だけではありません。

逆流した胃酸の影響で歯の表面が溶けてしまうことも。


エナメル質は頑丈な一方、酸に弱いという短所があるんです。

本来唾液が酸を中和する働きで歯を守ってくれていますが、強い酸性の飲食物を口にすることで中和作用が間に合わなくなります。



~酸蝕歯(さんしょくし)になると~

酸の影響を過剰に受けることにより酸が歯の表層のエナメル質を溶かしだし、やがて擦り減ったり、薄くなったり、穴が空いたりしてしまいます。

歯が痛くなったりしみたりする原因は虫歯だけではないんですね。



~虫歯と酸蝕歯(さんしょくし)の違い~

虫歯との違いは、細菌が関与していないということです。

近年は虫歯、歯周病に次いで「第3の歯の病気」として問題になっています。



~しみる場合の対策~

酸蝕歯(さんしょくし)で歯がしみる場合は知覚過敏を防ぐ薬剤で歯の表面を薄くコーティングします。改善がない場合は、詰め物や被せ物で治療します。

症状が進んだ歯では、神経が刺激されるため、神経を抜くといった治療に進むケースもあります。



~予防方法~

一度失われたエナメル質を完全にもとに戻すことはできません。

手遅れになる前に予防することが大切です。

まずは

1)ダラダラと飲み食いをしてしまう人は、歯が酸にさらされてしまう時間が長くなりがちなので、間食の回数を減らしてみましょう。


2)酸性の飲食物をとったあとは水で口をすすいだり、お茶などを飲んだりして、口の中をなるべく中性に近づけましょう。


放っておくと歯を失う可能性もある「酸蝕歯(さんしょくし)」、普段口にしている食べものや歯みがきのタイミングが症状を加速させていることもあります。

レモン、グレープフルーツなどの柑橘類や、炭酸飲料、スポーツドリンクといった清涼飲料水の一部は要注意です。


最近では、健康意識が高まり、クエン酸や黒酢ドリンクを毎日飲んでいるって方も増えており、身体には良くても歯には悪いということもあるので注意が必要です。

必要以上に酸性の飲食物を避ける必要はありませんが、酸から歯を守るという意識を日ごろから意識することはとても大切です。

気になる症状がある方は早めに歯科でチェックを受けてみませんか( ´∀` )







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